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クモ膜下出血は外傷,重症の低酸素脳症など に伴うが,超音波では脳槽内が正常でも高輝度 として見えるため見逃しやすい細菌性髄膜炎 とも画像上,鑑別困難である14).

2)低酸素虚血性疾患

・低酸素虚「m性疾患も」11期産児と正期産児で好 発部位が異なっている.早期産児では,脳室周 囲白質脳症が多いのに対して,正期産児では基 底核や皮質下梗塞,広汎な脳虚血が多いl5j、

脳室周囲白質軟化症(PVL)は脳室周囲白質 に見られる多発性軟化巣である(Fig.2c).こ

の部)位は早期産児においては解剖学的に脳表か

ら脳室方向に向かうvonljcIIlopodalarteryと 脳室方向から脳表に向かうventiculorugal arteryの分水嶺領域となっているため`仮死,

低酸素Im症,1111爪低下,111M血管の禦縮などによ る虚[Ⅲ性変化を来しやすい!`).好発部位は側脳 室後角外側,放線冠,11Ⅲ脳室前角外11'|の脳室壁 から3~10']1mの白磁で,iiliiIIIl性に出現する.

超音波では,急性期には商輝度領域としてみ られるが,次第に低輝度な鯉胞性病変となった あと数ヵ月をかけて脳室拡大を残して吸収さ

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Vol14Ko、3.1998175

れる'7;(Fig3a,b,c).

早期産児は正常例でも脳室後角周'111に軽度の PVEを伴っている.PVEの分類をTable2に 示す:8]、PVI01-2度の多くは成長とともに 軽快するが,PVI23度を示す変化はしばしば PVLに移行するため,厳密な経過観察が必要 である

正期産児の脳梗塞は重症仮死,髄膜炎に伴う ことが多く,基底核や前・中・後大'11M釛脈の分 水嶺領域に多い|〕VLを伴っていることもあ る.超音波上は急性期には高輝度領域と周lHilの 低輝度領域としてみられ,慢性期には萎縮,孔

脳症(porencophnly)を来す.

広汎な脳虚1mは著しい低酸素,低血糖状態を 原因とし,正則産児に多いl9j、急性期は脳浮腫 により脳全休の脳li度上昇を認め,脳溝が認めに

くい(Fig.3.).1Mi急性期には壊死による Swisscheosepatternを示し,慢性期には脳

萎縮を来す.

Table2Periventricularechodensities(PVE)

(ModifiedfromPedicick18))

GradG1:i0ch()(IensiLieslessechogGnic Lhfmthochoroidploxlls Grade2:HoLorogenouspGrivenLcTicular

ochodensitiesequalinbrig1ル nossLothechroidPlexus Grade3:IIotGrogenousechodensities

l1rightol・LhanLhechoroid l)IexllHorextendingintoLhe

l)rainforadistanceatloasL twicoLhodiameteroItho venh、iclG目

3)頭蓋内感染症

新生児においては細菌性髄膜炎とそれに起因 する脳室炎が多い.起炎菌は黄色ブドウ球菌,

大腸菌,緑llIlIllLiが多く,しばしば敗1m)iiZに続発 する2,.

初期の細菌性髄膜炎の超音波所見は,脳溝の 輝度上昇,軽度の脳室拡大である.進行すると 硬膜下の液体貯留,脳浮腫による脳実質の輝度

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I11ilMiP-1

Fig.4Bacterialmeningitiswithventriculitisandtllalamicabscess a:CoronalochogranL

b:ContrastonhancedCTimagc、Vontricularwal]showshypel・-ochogenisity

(arrow).IIyperechoicrightLhalamus(arrowhead)isGnhancedby conLrastmodiumonCTimagGandissugrRestedtobcal)Imainabscess.

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4)水頭症

超音波検査は冠状断において,Monro孔 矢状断において第3脳室一中脳水道一第4脳室 の観察が容易であり,非交通性水頭症と交通性 水頭症の鑑別,原因の検索に有用である

(Fig.5).非交通性水頭症の原因としては中

脳水道狭窄症,Chiari奇形などの先天奇形,

出血,炎症,髄芽腫などの腫瘍,交通'性水頭症 の原因としては,脈絡叢乳頭瞳などによる髄液 産生過剰,くも膜下出血や髄膜炎後の髄液吸収 不全が挙げられる22'.

上昇,水頭症,脳膿瘍などを認める.脳室炎を 来すと超音波上拡大した脳室内の高輝度浮遊物 と,脳室壁の輝度上昇が見られる(Fig.4a,b).

脳膿瘍は新生児にはまれであるが,超音波では 急性期には全体に高輝度領域としてみられ,次 第に中心に低輝度域が現れる.壁が厚く不整な

ことを特徴とする2'、.

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、田、.. 5)脳腫瘍生後1年以内に見られる脳腫瘍は先天性で発 見時大きいことが多い.また]歳以降の小児と 異なりテント上病変が多い23.31).組織学的には,

テント上では視床下部の星細胞瞳奇形瞳,脳 室内の脈絡乳頭瞳および乳頭癌,テント下では 髄芽臘脳室上衣腫などが見られる.多くが実 質性成分を主とするため,超音波検査ではいず れも周囲組織よりも高輝度領域として描出され る.輝度による鑑別診断は困難だが,腫瘍の存 在部位と形態の把握は可能である(Figo6a,b).

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Fig.5Mid-sagittalechogramofobstruc-

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b:ConLrastonhanccdCTimage、HiglIechoicpapillalytumoTextendedfrommrd vonLricloLolaLol、a]vontriclciscloarlyvisualizedbyechogramandenhancedCT.

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VoLl4No、3.1998177

6)脳形成異常

超音波は)|i;態診Wrに優れ,また矢状Wfと冠状 WTによる111M察がiII能なため,脳形成?'1常の診lllr に優れている.しかし,超音波はその減衰によ り観察できる範囲が限られている!).よってし ばしば箸Ulな頭囲拡大を来す全前脳胞症,

Dandv-Walkor症候群などでは十分なiiM察が 困難となる場合がある.また,前述のごとくI1fj 齢30週末iIMiのI「リljl産児では,脳川の形成が不|

分なため,渦脳症や小脳低形成を疑わせる像を 呈することがあり,症例の週齢も考慮して診IIMT を進める必狸がある嘘).

法であり,耐|M1蛇行した脳血管の描出には燗し ていると考えられる鯛).鞭者らの検iiYIでは PDUSにより新/|jdlliMの]鷺絆動脈及びその主 要分枝のliMjが可能であるのみならず,外I!Ⅲ線 条体動脈,視床穿迦動脈などの深部灰白質穿適 動脈の観察が可能である(Fi97a,b).これら 穿迦枝や':'1大脳助脈の末梢は,-MMiで観察が 困難である場合もMIPによる3次元表示にす

れば観察は容易となる(Fig7c)瀦・27}・臨床例

においては両l1Iレンズ核領域の虚Ⅲl性病変を有 した症11ノリでPI)0sにて両側外側線条体動脈が 描出されなかった.大脳半球に広汎な脳I1fIlllが 見られた症例では,両l1ll外側線条体動脈のみな らず両側「|]大脳動脈も描出されず.P「)USに て脳のliu流低下を判定できる可能性が示唆され た.IliMllIli1Li例では,[)l)usにてllLii鰹によるlill 管の圧DMi1i位がliYi出され,また腫瘍内のドップ 超音波パワードップラー法

パワードップラー法(PDUS)は流れの方

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